『ロッテ・ライニガーの世界』

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『ロッテ・ライニガーの世界』
12月16日(金)まで恵比寿・東京写真美術館ホール
3本立て連日5回上映 11時~19時 
■Bプログラム 11/24(木)~12/4(日)
「カルメン」+「ガラテア」+「アクメッド王子の冒険」
■Cプログラム 12/6(火)~12/16(金)
「パパゲーノ」+「ガラテア」+「アクメッド王子の冒険」

 「アクメッド王子の冒険」は1926年につくられたドイツの影絵アニメーション。アラジンと魔法のランプとか、天の羽衣っぽいのとか、アラビアンナイトをモチーフにした5編の映画です。上のURLから動画もちょっと見られますが、あの細かさ、スピード感、ド迫力、セクシーダイナマイツ加減は映画館じゃないと伝わりません!! セリフとナレーションは字幕のみで、シンバルがバシャ~ン、管楽器がパオ~ン、といちいち大袈裟なオーケストラ音楽が、ストーリーを追っていきます。もうスゴすぎて笑っちゃうの、字幕にしたって壁紙がすてきな幾何学模様だしね。瞬きするヒマないっての! ほか2本の短編が音も映像もガタガタに古いせいか(おもしろいけど)、「アクメッド~」が始まった途端にハッと目が覚めました。

オープニングは登場人物の紹介。これがコンテンポラリーダンス観てるみたいなの。リアルだけど動きすぎるなぁって印象があるディズニーの人体と、似てるようでまったくちがう。しなやかで、ありえない曲がり方してるんだけど人のカラダってなんて美しいんだろう……、と溜息の出る感覚をアニメーションで感じるとは。人形の関節を動かしてコマ撮りしたらしいけど、関節の継ぎ目なんてどこも気になりません。シーンはめまぐるしく変化していくのに、ひとつひとつのカットが絵画の一作品として完成しているほど美しい。

アニメーションは、動くゴージャスな絵本だ! と当時の観衆がひっくり返ったのと同じように、恵比寿でひっくり返る人が続出してるにちがいない。
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by toyorubichun | 2005-12-01 00:37 | 美術