岐阜3日目 金華山で、信長公に謁見

9月30日(金)15:00 
「金華山のぼるぞ」
カエル子の旦那様は、ある日唐突に言い出し、わっせわっせと山に分け入っていくらしい。金華山山頂に砦が築かれたのは、鎌倉時代までさかのぼる。のち、下克上のさなかで美濃のマムシ・斎藤道三が居城とし、「稲葉山城」と名付けた。その孫の龍興を倒した織田信長が「岐阜城」と名を改めて、天下統一の拠点とした……という歴史がある。

車で向かう途中。岐阜城は市内から見える。
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岐阜城は観光用に再建されていて、岐阜市内にあるカエル子の家の玄関からも見える。地元の人がちょっとヒマだから城行ってこようかな、と思うのも頷ける近さだ。登山コースは老人・子どもの禁じられている「馬の背山」と、ゆるやかな「瞑想の小径」の二通り。幼少から幾度となく登っているカエル子の旦那様は、「馬の背山」をノンストップで歩くという。体力にまったく自信がない私とカエル子は、所要時間40分の「瞑想の小径」を選んだ。

【金華山 入り口】
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「触ったら火事になる」とおばあちゃんに怒られたっけ。彼岸花、曼珠沙華、どっちも美しい名前。

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中国っていうか沖縄っていうか。くわっと見据える龍がかっこいい。

【登山スタート】
山道の傍らに、偉人の名言がドーン。「瞑想の小径」って、そういうことか。しかし、岐阜どころか日本の偉人がみつからなかったのは疑問。のぼっていく方向は同じだが、コース内に道が緩急何通りもあって、自分のペースで歩いていける。いろんな道を通るから、登山者全員が同じ名言にお目に掛かるとは限らないのだ。何度のぼっても新しい発見がある、うん、こいつは粋なはからいだ。「啼かぬなら……」の立て札も探せばどこかにあるんだろうか?
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谷底に吸い込まれそう。手摺りのない丸太橋は目がくらむ。
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景観ポイントでひと休み。岐阜は山にぐるりと囲まれた平野だ。Tシャツ1枚でちょうどいい、山登りにぴったりな気候のなかで、汗だく。この山ん中を鎧着てのぼってったわけ? ノブちゃん、あんたやっぱりうつけ者だよ……。岐阜城はまさに自然の要塞。天下統一の足がかりという名目よりも、山のてっぺんに城が欲しい! っていう単純な欲望が、信長を駆り立てたのではないか。う~む余は満足、満足じゃぁああ!! 我知らず、空に向かってカカカカカカカと笑っていた。
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所要40分のはずが、すでに45分を経過。「あと1,000メートル」「あと500メートル」の看板を見るたびに、励まされるような気の遠くなるような。意外とキツい!
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険しい坂をのぼりきると、ドーン。
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【頂上に到着】
きっかり1時間でフィニッシュ!
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岐阜城内は有料の展示室になっている。三階建てのこぢんまりした城ながら、信長のハデ好みをしのばせる品々がおもしろい。自分は入信しないけど、キリスト教を擁護したという信長。べつにクリスチャンでもない日本人の新婦が、ウエディングドレスを着るのとおんなじ感覚だったのでは? そんなことを匂わせる絵がある。宗教画チックな構図と色づかいで描かれた、マリアでもイエスでもなく信長が主役の一枚! 「俺が神だ」ぐらいの勢いである。

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「尻鞘(しりさや)」
ロリータ男爵の小道具か!? 獣の毛皮であつらえた刀の鞘。荒々しくも実用性のありそうな逸品だ。

栗のソフトクリームを食べ、ロープウェーで下山。10分で地上へ。
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by toyorubichun | 2005-10-18 14:50 | 岐阜